地域金融円滑化のための基本方針

倉吉信用金庫は、地域の中小企業および個人のお客様に必要な資金を安定的に供給し、地域経済の発展に寄与するため、以下の方針に基づき、地域金融の円滑化に全力を傾注して取組んでまいります。

1. 取組み方針

地域の中小企業および個人のお客様への安定した資金供給は、事業地域が限定された協同組織金融機関である信用金庫にとって、最も重要な社会的使命です。
私どもは、お客様からの資金需要や貸出条件の変更等のお申込があった場合には、これまでと同様、お客様の抱えている問題を十分把握したうえで、その解決に向けて真摯に取り組みます。

2. 金融円滑化措置の円滑な実施に向けた態勢整備

当金庫は、上記取組み方針を適切に実施するため、以下の通り、必要な態勢整備を図っております。

(1) 態勢整備を図るために理事会等において協議した事項

貸出条件の変更等の申し出に対応するため「中小企業者等の金融円滑化基本方針」を策定しました(平成22年1月28日策定)
「本基本方針」「金融円滑化管理方針」および「金融円滑化管理規程」を策定しました(平成22年1月28日策定)
金融円滑化管理責任者を選任しました。(平成22年1月28日策定)

(2) お客様へのきめ細かな経営改善支援等を行うための態勢整備

金融円滑化に関する事項を一元管理する「金融円滑化推進委員会」を設置しました(平成22年1月28日設置)
貸出条件変更等に関する相談をお受けするための窓口「金融円滑化相談窓口」を全営業店に設置しました。また、本取り組みに係る意見・要望・苦情へ対応するための窓口を本部に設置しました。(平成21年12月7日設置)
資産管理部企業再生課が営業店と連携してお客様の経営改善支援を行います。

(3) お客様の事業価値を見極める能力(目利き力)を向上させるための研修

金融円滑化への取り組みに関して、全営業部店長に対し、一層の相談・支援を強化し地域金融の円滑化に全力を傾注するよう徹底しました(22年1月8日実施)

(4) その他

本取組に対して適切な対応を図るため、全条件変更申込案件の本部報告。謝絶案件等の管理など管理態勢を一層強化しました。

3. 他の金融機関等との緊密な連携

当金庫は、複数の金融機関から借入を行っているお客様から貸付条件の変更等の申し出があった場合など、他の金融機関や信用保証協会等と緊密な連携を図る必要が生じたときは、守秘義務に留意しつつ、お客様の同意を得たうえで、これらの関係機関と情報の確認・照会を行うなど、緊密な連携を図りながら地域金融の円滑化に努めてまいります。