警察庁が9月3日に発表した今年上半期(1〜6月)のインターネットバンキング被害状況によると、口座から現金が不正に引き出された被害が754件、約15億4400万円に上ったと報道されています。過去最悪だった昨年1年間の被害額(約29億1000万円)を上回るペースです。
地方銀行に代わって信用金庫の被害が急増(うち7割は法人口座)しており、判明している被害の手口は、利用者が気づかない間にパソコンなどの端末に仕込まれたウイルスがIDやパスワードを盗み取るなどし、詐欺グループの口座への送金が行われたケースが全体の9割程度を占めています。

当金庫では、上記のようなコンピュータウイルスによる不正送金被害を未然に防止するためのツールとして、本年8月3日より無料セキュリティソフト「Rapport(ラポート)」の提供を開始しております。
インターネットバンキングのログイン時、まだRapportをご導入いただいていないお客様に対しては、Rapportのインストールをおすすめするポップアップ画面が表示されますので、是非ともご利用いただきますようご案内いたします。

また、本年8月3日より、法人インターネットバンキングを利用した資金移動指定日を当日とする資金移動の取扱いを、全てのご契約先を対象として一律に停止させていただいていますが、「事前登録方式」によって登録した振込先に対する当日指定資金移動の取扱いを可能とする機能を提供させていただいておりますので、こちらも必要に応じてご検討ください。

今後とも、IBサービスを安全にご利用いただくための留意点にご注意のうえ、本サービスをご利用いただきますようお願いします。